先週米造先生が伊舎堂三味線店のオーナーが作った三線をみせてくれた。
20数年前に作らせた江戸与那型の三線だった。
その型に似せて作ってほしいという。
伊舎堂三味線店は後継者がいなくて現存していない。
名工の誉れ高き職人だったらしい。

その職人さんは黒檀ではなく赤壇を好んでいたらしい。
光にかざすと少し赤みを帯びている。

先週の日曜日、伊是名島の野村さんが父親の形見の三線の修理に当店へ来店。伊是名島で一番といわれた三味線だったらしい。

手にとってびっくり。
なんとその三線は伊舎堂作の与那型の三線だった。

丁並べてみるとかすかに赤みを帯びた三線で、時を同じくしてやってきた
2丁の三線が、何十年も離れ離れになっていた兄弟が偶然にめぐりあえたようでその妙に感動した。

会ったこともない伊舎堂さんから、我が子をよろしくと託されているのだろうかと勝武さんと2丁の三線を眺めていた。

どんな音を奏でるのだろう。修理後の音色に思いをはせている。